岡崎の花火メーカーが「ドラゴン」復刻プロジェクト ネットで資金募る
岡崎の花火メーカー「太田煙火製造所」(岡崎市柱町、TEL 0564-51-2801)が現在、2008年に生産中止となった噴出花火「ドラゴン」の復刻プロジェクトを実施している。
1950(昭和25)年に発売し2008年に生産中止になるまで58年間愛されてきた、同社の看板商品「ドラゴン」を復刻する同プロジェクト。原材料の高騰や少子化などの影響から、1955年ごろをピークに花火市場は縮小。現在、国内の花火市場のうち9割以上が中国をはじめとする外国産で、純国産の花火は全体のおよそ2%で、メーカーは国内に数社だという。
社長の太田恒司さんは「日本を代表する花火ともいわれるドラゴンは、いわば純国産花火の象徴。その復刻プロジェクトをきっかけに、花火を手にする人が増え、1人でも多くの方に国産花火の窮状を知っていただければ」と意気込む。
現在、クラウドファンディングサービスで資金を募っている。目標金額は60万円。支援者には、支援金額に応じて復刻版ドラゴンなどのリターン品を用意する。募集締め切りは8月10日。