岡崎の建築板金工事業がビルをアート化 あいちトリエンナーレ
岡崎で建築板金工事を手掛ける「高柳板金」(岡崎市日名町)が現在、ピラミッドアート「ダイヤモンドタワー」を「あいちトリエンナーレ2016」パートナーシップ事業に出展している。同社社長の高柳さんは「70年以上にわたり事業を続けている岡崎で地域活性につながることをしたい」と出展を決めた。
三脚支柱の写真
ダイヤモンドタワーは、折板上(鉄骨建物の金属製の屋根)に設置する同社オリジナル製品の親綱設置用(墜落防止用)「三脚支柱」の技術を活用して造ったもの。それらをトラス構造(三角形を基本単位としたその集合体)で組み立てることで、ピラミッドや幾何学模様を造り出している。1辺が11メートルや6メートルの正四角すいを用い、高さは地上14.8メートルになる。
高柳さんを含めアート活動が未経験な従業員たちが仕事の合間や休日に創作活動を行った。夜はライトアップを行い「イルミネーションとしても楽しめるよう演出した」という。
あいちトリエンナーレが終了する10月23日まで設置する予定。