岡崎に「ミソスープスタンド」 八丁みその魅力を発信する市民団体が開く
岡崎の市民団体「8830(はちはちさんまる)」(岡崎市籠田町)が2月12日、寒さが厳しくなるシーズンに合わせて「ミソスープスタンド」をオープンした。コーヒーのように一杯ずつハンドドリップしたみそ汁を提供する。
康生のショッピングセンター「シビコ」1階の空き店舗を活用し、9時30分~11時30分の時間帯にモーニングとして「ゆでたまごセット」(八丁みそのミソスープ、ラヴィデュパンのカオリ、ランニングエッグのゆで卵、500円)と「たまごサンドセット」(八丁みそのミソスープ、ラヴィデュパンのカオリを使ったランニングエッグ卵サンド、500円)を販売する。
出店のきっかけは、代表の天野さんが東京のミソスープスタンド「LOVE ME AND MISO SOUP」に感銘を受け、運営するチーム「大晦日(おおみそか)」に「岡崎でも開きたい」と直談判したこと。昨年夏にはクラウドファンディングで資金を集め、期間限定イベントとして出店した。
昨年8月~10月に開催された「あいちトリエンナーレ」の岡崎会場でも、ビジターセンターで来場者にウエルカムミソスープを振る舞った。今回の出店は、あいちトリエンナーレの事務局を務めていたメンバーが有志で会場を借り、岡崎のアート発信や交流の場「POCKET」として再出発するに当たり、天野さんに声が掛かったことで実現に至った。
「週末を中心とした限られた時間だが、念願だった無期限のミソスープスタンドが実現した。ここから八丁みその魅力を発信し、シビコの活用を通じて岡崎の活性化に貢献できれば」と天野さんは意気込む。
8830は、籠田商店街の会長や籠田公園の清掃などを行う市民団体の代表を務める天野さんと、東京で「LOVE ME AND MISO SOUP」を営む大晦日が合同で発足したチーム。主にミソスープスタンドの運営と、カクキューとまるや八丁味噌(みそ)のコラボ商品「8830 BEAN TO BAR HATTYO MISO」を販売している。
営業時間は、土曜・日曜・月曜の9時30分~11時30分。