岡崎・乙川で寒中水泳-新成人男女も水温5度の川を泳ぐ
岡崎・乙川の潜水橋付近で1月9日、「第37回岡崎水泳協会寒中水泳」が行われた。5~59歳の男女96人が参加し、寒さで震えながらも初泳ぎを楽しんだ。
水の冷たさに驚く参加者
乙川での寒中水泳が始まったのは1949(昭和24)年。1966(昭和41)年から1994年まで中断したが、1995年に再開。以後、毎年成人の日に行っており、全体で3分の2ほどの人が毎年参加しているという。
この日は新成人4人も参加した。代表して4人が「成人の誓い」を述べると、準備体操、記念撮影、水清め式と続き、水泳の無事を祈願して破魔矢が放たれると、参加者は次々と川に入った。
川の水温は5度。約50メートル先に浮かべたブイまで往復する人もいた。新成人の男性2人は30メートルほどまで泳ぎ岸に戻ったが、女性2人は冷たさに耐えきれず1分ほどで川から上がった。立ち泳ぎしながら色紙に文字を書く「水書」には5人が挑戦した。
河川敷では湯を沸かして待機。川から上がると皆、吸い込まれるように湯船に入り、冷え切った体を温めていた。