岡崎でオリジナルエプロン専門サイト-地元男性2人が開設、機能と美追求
岡崎のオリジナルエプロン専門ブランド「FUNAUTE(ファノーテ)」が通販サイトを開設して半年、料理研究家の高羽ゆきさんがテレビ番組などで着用する姿を見たという人などの反響もあり注文が増えている。
立体裁断で美しいシルエットを描くエプロン
運営は「DAVORC(ダボーク)」(岡崎市針崎町、TEL 0564-74-1034)。代表の小田高大(たかひろ)さんと服飾デザイナーの久保敷(くぼしき)建志さんが立ち上げた。ブランド名は「機能を意味する『ファンクション』とフランス語で美を意味する『ボーテ』を組み合わせた造語」という。
サイト開設は3月27日。昨年末に久保敷さんが女性へのプレゼント用に作ったエプロンを見て「これは売れる」と思い2人で事業を始めようと誘ったのがきっかけだという。小田さんと久保敷さんは共に1982(昭和57)年岡崎生まれで小・中学校と同級生。小田さんはインテリアショップを退職、久保敷さんも同じころアパレルショップを辞めておりタイミングが重なった。
商品はいずれも、実用的なエプロンでありながら女性らしいシルエットを描く。「ドレスのように立体裁断で作るためフリルやドレープがきれいに出る」と小田さん。「普通のエプロンは1枚布に首ひも、左右の腰ひも、ポケットの5パーツくらいから作られるが、当社の場合少なくても10パーツ、多いエプロンで14パーツから成る」という。
生地は全て綿100パーセントのものを使う。「ドレスのように見えても、生活の場で使うエプロンだから洗濯機で洗えるようにしている。若干縮むため今後は綿とポリエステル混合の生地も使う」と小田さん。価格帯は2,980円~8,400円。今後は子どもサイズのエプロンも販売する予定。
「当初は自分たちだけで作っていた」というが、現在は3社ほどから布地を仕入れ、協力工場2社を使い生産している。店舗は構えずネットショップのみで販売する。
「今後は卸売りもしていきたい」と小田さん。「エプロンの機能である『服を汚れから守る』ことに加え、『着用した人をより美しく見せる』デザイン性を付加して、エプロンに対する認識を転換していきたい」と意気込みを見せる。
電話対応時間は9時~18時。