岡崎「ふとんの野畑屋」がリニューアル-イタリア寝具取扱開始で
岡崎・若松町の国道248号沿い「ふとんの野畑屋」(岡崎市若松町1、TEL 0564-51-2012)がリニューアルし、10月10日・11日にお披露目会を開いた。イタリア寝具「magniflex(マニフレックス)」の取り扱いを始めたことによるもの。
体重を受け止めて支えるマットの役割を来店客に話す志村さん
マニフレックスは、スプリングなどを使わないウレタン素材の高反発マットを主力商品に製造販売するイタリアの寝具メーカー。実際に寝ることができる常設スペースを設け、7月に「マニステージ岡崎」として認定されていた。
店主の志村文教さんは4代目。「日露戦争から帰国したひいじいさんが始めた呉服店が起源」と話す。「昔は呉服も布団も家庭で手作りするものだったと聞いている。時代の変化に合わせ取扱商品を変えてきたが、今は布団も容易に売れなくなり変化を迫られている」
「(マニフレックスは)フェラーリやランボルギーニなどのイタリア高級スポーツカーのシート材にも使われるほど」と志村さん。メーカーの勧めもあり、店内3分の2ほどを展示スペースに改装。「マットを置くベッドは手作りした」という。
お披露目会にはフェイスブックで聞きつけた知人や口コミで集まった人たちが駆け付けた。試し寝体験のほか睡眠と寝具の関係を説明した。「低反発素材は体が沈みこむフィット感などで一定の人気を得ているが、寝返りがしにくくなったり発汗した水分を逃がせず蒸れてしまったりするなどの問題もある」と説明。「試しに寝てみて自分に合う寝具を探してもらえば」と来店を呼び掛ける。
来店客に軽食を振る舞ったほか、1日目はダーシェンカ(幸田町)、2日目はミシマパン(蒲郡市)のパンを進呈した。「お客さまや同級生が協力してくれた」と志村さんの人柄の良さに多くの人が協力した。
マットレスの価格帯は、シングルで3万4,650円~13万1,250円。高さの違いや表面生地の違いなどで差が出るほか、セミダブルやダブル、クイーンなどのサイズでも違いがある。敷き布団の代わりに使う3つ折りタイプもある。
営業時間は10時~20時。火曜定休。